みなさんは「繊細さん」のことをご存じですか?
英語で言うと「HSP」=Highly Sensitive Person というそうです。
一言でいうと「とても敏感な人」という感じだそうです。
自分も当てはまる部分があるかもと前から興味のあった「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどんなくなる「繊細さん」の本を読んでみました。
読んでみると自分は繊細さんではないようです・・・でも一つも当てはまらないという人もいない気がします。
そして周りにもしかしたらこの人繊細さんっぽいのかもなぁと思っていた人に対しての接し方や繊細さんではない人でも今後のためになる情報がたくさんありましたのでご紹介したいと思います!
ただ、あくまで本を読んだ感想で自分の解釈と著者の思いが違うかもしれません。あらかじめご了承ください。
自分の思う「繊細さん」
「気にしない」というのができなくて、いいことも辛いこともよく気がついてしまうそうです。日常のささいな幸せに気づけるって素敵ですよね。
また、人からの依頼を断りづらかったり、目標など設定して頑張りすぎてしまう傾向があるようです。
繊細さんの中でもパターンが何種類もあり繊細さん同士だからといってすべて分かり合えることでもなさそうなところが難しいところです。
そしてこれは生まれつきの気質なので赤ちゃんの頃から備わっているとのこと。
ただ、繊細さをネガティブなものとしてとらえるのではなくその人の長所としてとらえ周りも理解することでうまくいくのではないかと本を読んで思いました。
自分のまわりの繊細さん
友人や家族よりも職場でもしかしたらこの人繊細さんに当てはまるのかも・・・と思う人が何人かいます。
というのもスピード重視でやってほしいときでも一つ一つがとても丁寧できちんと理解しないと次にいけないような人や、やりだしたらあっちもこっちも気になって30分で終わるような仕事を1時間以上かける人などがいるんです。
でも仕事ができないという訳ではなく、一度教えたら次から何も言わなくても事前に準備をして時間はかかってもミスなく終わらせていたりするんですよね。
そういう人はもしかしたら「繊細さん」なのかもしれないと思うようになったら、今まで何でそんなことに時間をかけるんだろう?など疑問に思っていた部分も理解できるようになりました。
職場での繊細さんへの対応
繊細さんも色んなパターンがあるようですが、私が「繊細さん」っぽい人と一緒に働くことになったとき、まずはゆっくり丁寧に教えることが大切だと感じました。
新しい仕事を渡すときは一つ教えていたことができるようになったらまた一つ渡すという風に少しずつのほうがよさそうです。
その際にマニュアルが整備されているか確認し、マニュアルだけ見ればできる状態にするのがベストだなと思いました。
決まったパターンやマニュアルを好む傾向があるのでルーティン化できてイレギュラー対応があまりない仕事がいいかもしれません。
スピード重視の期限がタイトな仕事はお願いするのはやめたほうがよさそうだなと思いました。
こちらが準備さえしておけば後は淡々と進めてくれるし、目立ったミスもなく丁寧に仕事をされています。
お互いストレスを感じない仕事の仕方を見つけるとうまく仕事もまわっていくんだな~と感じました。
自分に正直になる
これは繊細さんに当てはまらない自分もぜひ実践したいなと思ったのですが、自分に正直になるって意外と難しいですよね?
「キライ」は生きていくうえで必要なセンサーなのだそうです。
私はけっこう人の好き嫌いが激しいほうで、人を嫌う自分を「いやだな~」と思っていたのですが、本には「キライ」な人とはうまく距離を置けばいいと書いてあり肯定してもらえたようで少し気が楽になりました。
「キライ」ってネガティブな言葉でそう思うのはダメだと思い込んでいたのですが、実際に距離を置いて「キライ」と感じることを少なくして居心地のいい空間を自分で作っていくことも大切なんだなと感じました。
職場でこれは少し難しいかもしれませんが最近はテレワークも普及していますし、うまく活用できる方にとっては仕事のストレスも軽減されそうです。
あとは自分の「こうしたい」という思いを何よりも大切にすることだそうです。
「~しなきゃ」やこうしたいと思っても将来のことを考えての義務感からくるものなどは本当のやりたいことではないそうです。
急に言われても思いつかないという方も自分が「こうしたい」という自分の本音に向きあう時間を作るのも素敵な時間になりそうです。
今日のTips(コツ)
繊細さんではない自分も読むことにより相手に対する接し方を考えさせられる本でした。
あとは「スキ」や「キライ」という感情を我慢する必要がないんだ、自分に正直でいいんだと肯定できるようになりました。
これからはもっと自分に正直になってストレスがほぼない暮らしをしていきたいです。
みなさんにもぜひオススメしたいと思う素敵な本でした。